ディスクスペースを節約するのに古いもの使われなかったものを破棄する 超整理法的な態度もあります。テープに書き出すのもままならない大量のアーカイブは新ディスクへと継代でmigrateさせて維持すべきでしょうか? 質問日 Feb 25 '11 at 17:10 okubo |
ボクは,NGS生データ(画像データ)は必ずしも保存しておく必要はないと思っています。 Illumina GAIIx の制御プログラムは,SCS2.8/RTA1.8 のバージョンへ移行した際に,(推奨パラメータでは)120タイル/レーンのうち 20 タイル(もっと少なかったかも)の画像だけ保存し,それ以外の画像は intensity ファイルを作成した段階で破棄するようになりました。データの書き込み速度が,シーケンスのスピードに追いつかないための仕様変更と聞いています。 果たして画像データに,シーケンススループットを代償にするだけの価値はあるだろうか? という判断の問題かと思いますが,ボクらはシーケンススループットを重視し,全ての画像データは保存していません。 (後々シーケンスの失敗が起きてないか検証する目的で,数タイル分の画像データだけを保存しています。) 同様に,ハードディスク自体のコスト,それらハードディスクの保管のコストと,画像データのトレードオフもありますよね。 ボクらの他にも,日本を代表するようなシーケンスセンターでも画像データを破棄していると聞きますし,「絶対に破棄してはいけない」というものではなく,トレードオフを考えて,それぞれの判断をすれば良いように思います。 回答日 May 14 '11 at 02:08 hacchy |
米国では科学データを100年間保存するという方針ということを聞いた事があります。その経緯や議論が論点の一つになると考えます。そのために、これらのソース(法律名や記載されているサイトのURLなど)についてご存知でしたら、質問文に加えていただければと思います。